「鉄道模型大運転会2019」が12月13日、大分県立美術館OPAM(大分市寿町2)の1階アトリウムで始まった。昭和を走った国鉄車両や新型新幹線の模型がジオラマ内を走り、親子連れやファンらを楽しませている。
大分県芸術文化スポーツ振興財団(TEL 097-533-4007)が主催する芸術文化イベント「ハートオブクリスマス」の一環で、今年で3回目。鉄道模型を愛する個人やグループの協力を得て、「国鉄時代」をテーマにジオラマ3面と現役で走っている国鉄時代の車両写真を展示している。
メインのジオラマは、線路幅16.5ミリ、車両縮尺80分の1で統一された鉄道模型規格「16番」の専用。縦約4.6メートル、横約9.1メートルの大きさで、最大8編成を同時に走らせることができるという。
用意した車両は鉄道模型を趣味としていた岩尾健太郎さんと清水力さん(共に故人)が残した国鉄時代のコレクションのほか、個人が持ち寄った手作りの九州新幹線「つばめ」、豪華寝台列車「ななつ星」など約1000両。約50編成を随時、入れ替えながら走らせる。
このほか、線路幅9ミリで車両縮尺150の1の「Nゲージ」、ドイツ規格の「Gゲージ」のジオラマも用意。Gゲージを展開する大分市の藤田高士さん(66)は「目線を線路の高さと同じにして、迫力ある走行や車輪の音などを楽しんでほしい」。
開場時間は10時~19時(13日・14日は20時まで)。今月15日まで。観覧無料。
「ハートオブクリスマス」はiichiko総合文化センター(大分市高砂町2)で15日まで開催。14日13時30分から音の泉ホールで大分県中高生芸術文化祭「ミラ☆スタ」、15日14時30分からアトリウムプラザで「OASISアトリウムステージ」などがある。観覧無料。