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JFLヴェルスパ大分、首位のいわきFCに逆転負け 暫定3位は変わらず

セカンドボールを奪いにいくFW中村真人

セカンドボールを奪いにいくFW中村真人

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 サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)第13節は6月20日、5試合があり、ヴェルスパ大分は日田陸上競技場のホーム戦で首位のいわきFCに1-2で敗れた。7勝2分3敗(勝ち点23)で暫定3位はそのまま。

最後までいわきのフィジカルに苦しんだ

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 前半はロングボールを蹴り合う展開が続いたが、互いに決め手を欠き0-0で折り返した。大分は後半12分、MF利根瑠偉選手がMF篠原宏仁主将からのパスを受け、左サイドからゴール前に切り込みDFを交わして左隅に決めて先制した。その後もパスをつないで攻め込んだが加点はできず、逆に同22分に右サイドから崩され同点に追い付かれ、同39分にはゴール裏へのパスを押し込まれ2点目を奪われた。いわきは今季無敗。9勝4分で勝ち点は31。

 シュート前半5本ずつ、後半6本ずつという1位と3位のぶつかり合いは、試合の入りが勝敗を決める一戦となった。

 前半、いわきはロングボールを多用。ヘディングで競り勝ち、セカンドボールをつなぐ攻撃を繰り返した。大分も張り合う形で敵陣に蹴り込む形で応戦したが、山橋貴史監督は「あの形はいわきペース。時間をかけてつなぐ自分たちのサッカーではなかった」と振り返った。

 ハーフタイムで立て直し、中盤でボールをキープするスタイルから先取点を奪ったが、大分が均衡を破ったことでいわきの当たりが強まり、スピードもアップした。深いサイドや最終ラインの裏を狙った縦パスが決まり、走り込んだFWやMFに瞬時に決められた。

 敗戦は4月11日以来。近9戦は天皇杯を含め8勝1分と好調だった。篠原主将は「いわきは最後までフィジカルが強かった。自分たちのスタイルを貫き、前半のうちに相手のFWをもっと走らせていれば」と悔やんだ。

 首位相手に「縮めておきたかった」(山橋監督)勝ち点は逆に「8」に広がったが、試合は6月27日のFCマルヤス岡崎戦(アウェー)、7月3日のMIOびわこ滋賀戦(ホーム)と続く。「自分たちのサッカーに自信を持ってここまできた」と篠原主将。「HondaFC戦(アウェー・7月11日)までを一区切りにリーグ戦では負けられない」と再発進を誓う。

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