サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)第34節は12月5日に8試合があり、ヴェルスパ大分は昭和電工サッカー・ラグビー場でヴィアティン三重に2-0で勝ち、最終成績19勝5分8敗(勝ち点62)の3位でシーズンを終えた。
先制点を挙げ、アシストの篠原主将(8)を迎える利根選手(11)
今季はJリーグ入りの前提となる「百年構想クラブ」として臨んだがJ3ライセンスは取得できず、昇格は来年に持ち越しとなった。
大分は前半13分、MF篠原宏仁主将の右サイドからのクロスにFW利根瑠偉選手が合わせて先制。前掛かりにプレスするスタイルで相手の攻撃を封じ、1-0で折り返した。後半は互いに決め手を欠く展開が続いたが、42分、DF西埜植颯斗選手がドリブルで中央に持ち込み、キーパーをかわして2点目を挙げた。チームは6連勝でいずれも失点ゼロに抑えた。
試合後にはセレモニーがあり、山橋貴史監督と選手がサポーターの前に整列。篠原主将が「連覇を目指していたので3位という結果は悔しいが、ホーム戦の勝利も多く、天皇杯でもジャイアントキリングを起こしてサポーターをワクワクさせることもできたと思う。充実した1年だった。たくさんの応援に感謝したい」とあいさつした。
チームを率いて1年目の山橋貴史監督は「前期最後にもったいない敗戦が多かったが、守備を立て直し、交代のタイミングを見極めることで今の状態にまで成長した。この6連勝は来季につながる」と話した。
JFLは全日程が終了。優勝はいわきFCでJ3入りが内定している。2位はHonda FC。16位のホンダロックSCと最下位のFC刈谷は地域上位2チームとの入れ替え戦に臨む。