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「国東にオリーブあり」 オイルが国際品評会で初の金賞、生産者ら大分県知事に報告

国東オリーブの魅力を説明する関係者

国東オリーブの魅力を説明する関係者

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 「OLIVE JAPAN 2021 国際オリーブオイルコンテスト」で金賞に選ばれたオイルを生産した、国東市のJAおおいたくにさきオリーブ部会の関係者が12月27日、大分県庁を訪れ、広瀬勝貞知事に受賞報告した。

金賞を受賞した国東オリーブオイル

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 コンテストは日本オリーブオイルソムリエ協会の主催で世界有数の国際品評会とされる。今回は27カ国から811品のエントリーがあり、最優秀賞10品、金賞341品、銀賞318品を選出。日本からは49品の出品があり、金賞に13品、銀賞に30品が選ばれた。

 同部会の金賞受賞は初めて。過去5回はいずれも銀賞だった。受賞要因として、同部会は「これまでは早摘みしてスパイシーな風味にしていたが、今回は収穫期を熟期までずらし、まろやかでフルーティーに仕上げた」とする。河野博己部会長は「日本の金賞組の多くは小豆島などの有名どころ。そこに国東の名が入ったこともうれしい」と喜ぶ。

 27日は、同部会、国東市、JAおおいた東部事業部などで作る「国東オリーブ振興協議会」の一行が来庁。広瀬知事に生産状況や受賞経緯などを説明した。

 試飲でオイルを味わった広瀬知事は「いいものができた。皆さんの粘り強い努力に敬意を表したい」とたたえ、「国東にオリーブあり。貴重な農産加工品として売り込んでいきたい」と話した。

 国東市では2008(平成20)年にオリーブの栽培を開始。2013(平成25)年に加工場を開設し、オイル、塩水漬け、美容クリーム、せっけんなどを商品化している。2021年の栽培面積は30ヘクタールで10.7トンの生産を見込んでいる。

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