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大分市の高崎山や別府市の地獄めぐりなど観光施設営業再開 関係者らまずは安堵

営業を再開した「海地獄」(6月1日10時5分ごろ撮影)

営業を再開した「海地獄」(6月1日10時5分ごろ撮影)

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い臨時休業していた、大分市と別府市の観光施設が6月1日、営業を再開した。

元気な姿を見せる高崎山のサルの赤ちゃん「エール」

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 この日は月曜で週末の宿泊客もほとんどいなかったため、各所で緩やかな出足となったが、関係者たちからは安堵(あんど)と喜びの声が聞かれた。

 野生のサルを餌付けしている大分市の「高崎山自然動物園」(大分市神崎、TEL 097-532-5010)は3月22日から5月31日まで休園していた。2カ月以上に及んだ休園中の4月19日には、同園今年第1号の赤ちゃんサル「エール(雄)」も生まれた。

 再開初日は74人が来園。エールを自分の目で見ようと訪れた大分市の50代女性は「ようやく見ることができた。元気いっぱいな姿に心が和む」、20代女性は「こんなに近くで写真を撮れるなんて思わなかった」と喜びの表情を浮かべていた。

 同園では入園時のマスク着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンスの確保などを呼び掛ける。市高崎山管理公社の桜井俊之事務局次長は「エールをはじめ、ようやくサルたちを見てもらえるのでホッとしている。ウイルス対策も万全にしているので足を運んでもらえればうれしい」と話す。

 前年は約38万6000人が訪れた別府市内と市近郊の観光施設(11施設)は、大型連休中(4月29日~5月6日)は全て休業した。さまざまな温泉噴出を楽しむ別府市の観光スポット「べっぷ地獄めぐり」の7施設も4月21日から休業していた。

 青く見える温泉が特徴の「海地獄」(別府市鉄輪、TEL 0977-66-0121)はおよそ1カ月半ぶりに開園。マスク姿の家族連れやカップルが園内散策を楽しんだ。

 千葉、京都、熊本から集まったという姉妹は「海地獄の再開日で良かった」、大阪から訪れた親子は「地獄めぐりの観光バスは借り切り状態だった」と笑顔を見せた。土産売り場スタッフの手嶋浩文さんは「感染拡大第2波への警戒感もあるため客足の予想はつかないが、久しぶりの開園はうれしい」と話した。

 このほか、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分市神崎、TEL 097-534-1010)も営業を再開している。

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