大分ゆかりの企業と地元のプロeスポーツチームがカフェイン不使用のエナジーサプリメントを共同で開発し、3月下旬から通信サイトで販売している。ゲーム業界だけでなくさまざまな分野での利用を可能としており、無料モニター募集などを通して大分発の取り組みを広げようとしている。
レイジンインターナショナルトレード(大分市高崎2)とミナト製薬(東京都中央区)がおよそ1年をかけて開発。3月21日に専用サイトで販売を始めた。
商品名は「クリアマインドプロ」。かんで食べるチュアブルタイプで、原材料にマンゴー葉抽出物や有機かんきつ油粉末などを使う。レイジン社の高田浩章社長は「マンゴー葉乾燥エキスはカフェインに代わる新素材として、有機かんきつ油粉末は集中力を高めるなどして注目されている」と話す。
バスやトラックの運転手、大学生らを対象にモニターテストを繰り返し、大分県のプロeスポーツチーム「花天月地」の選手にも試してもらい、公認を取り付けた。同チームの西村滉兼代表は「ノンカフェインで安心できる。選手にも好評でオレンジ味もおいしい」と感想を述べる。
販売元は優翔(神奈川県藤沢市)。大分県出身の山名寛社長は「eスポーツ業界以外にも ビジネスや長距離運転など、集中力と緊張をほぐしリラックスする場面が必要な人に使ってもらいたい。大分から世界へ発信できれば」と意気込む。
初回に限定2000個を製造。価格は1袋40粒(10日分)=2,400円、10袋=2万2,000円。現在、企業や団体・グループなどを対象に無料モニターを募集中。先着10社で1社当たり10袋を提供する。専用サイトの「ご相談フォーム」に「モニター希望」と書き込み応募する。