臼杵市の佐志生(さしう)地区にある休耕地で、赤いソバの花が見頃を迎えている。小さなかれんな花々が爽やかな風に揺れ、訪れた人の目を楽しませている。
さしう地区振興協議会の中野重二さんらが休耕田や放置されていた畑を開墾し、そのうち約1000平方メートルを赤いソバの花畑として活用している。
一般的な白いソバの花とは異なる観賞種で、小さなピンク色の花を鈴なりに咲かせる。7月末から育ててきた分は8月の長雨で全滅。一度掘り起こした上で8月下旬に再度、種をまき、およそ40日をかけて開花させた。
10月8日は二十四節気の寒露。朝晩の空気が冷え込み、草花に露が付く頃。畑のピンク色の花も秋風に映える。中野さんは「今週から来週にかけてが見頃。写真映えするスポットもあるので気軽に足を運んでほしい」と話す。
駐車場あり。問い合わせは中野さん(TEL 090-6035-8148)まで。