JR大分駅ビルを運営するJR大分シティ(大分市要町1)が2月17日、3月から始める開業7周年企画と、大分銀行との障がい者アートを含めた芸術連携の概要について発表した。
7周年のメッセージは「トコトンハッピー」。「世界中が大変な時期に大分を愛する人たちと連携して希望、笑顔を届ける」とする。
記念イベントは「にじいろプロジェクト」と銘打ち、アミュプラザおおいたやJR大分駅府内中央口広場などで展開。3月1日から来年2月28日まで「にじいろマーケット」「にじいろフェス」「にじいろカフェ」「にじいろレター」の四大企画を実施する。4月3日までをキックオフイベント期間とし、さまざまなイベントを集約して行う。
「マーケット」では大分ゆかりのアーティストがデザインしたマスキングテープやグッズなどを販売する。会場は1階タイムズスクエアで、期間は3月4日~13日。
キックオフイベント期間は駅前広場にステージを常設。「フェス」として、北村直登さんのアートイベント(3月5日・6日)、プロ格闘家の武尊さんやボートレーサーの峰竜太さんをゲストに迎えるeスポーツ大会(3月12日)、大分空港「宇宙港化」の関連イベント(3月13日)、ダンスバトル大会(3月21日)、音楽ライブ(3月26日・27日)などを開催する。「カフェ」では人気の飲食店やショップがグルメや雑貨などを販売する。
常設ステージは、新型コロナの影響で発表の場を失った組織や団体に、照明や音響施設(一部)も含めて無償で開放する予定。
「レター」では大分県立芸術文化短期大、別府溝部学園短期大、別府大・別府大短期大学部、日本文理大と連携し、「感謝」などをテーマとしたポスター展を開く。会場はアミュプラザおおいたやJR別府駅で、8月の展示を予定する。
大分銀行は、宗麟館で1991(平成11)年から月2回のクラシックコンサートを開いているほか、福祉施設が作ったチョコレートを販売するなど多様な形でアートを支援。障がい者アートの商業化にも注力してきた。
今回は「にぎわい創出」「芸術文化の発展」を掲げて連携。アートイベントやコンサートなどを予定するほか、障がい者を含めた新しい才能の発掘と発信を目指す。7周年イベントでは「マーケット」や「レター」に参画する。