大分駅ビルと中心市街地をつなぐ交通と交流の拠点「大分駅北口駅前広場」(大分市要町)が3月21日から、市内各所でオープン記念イベントを開催する。
4月16日開業の新大分駅ビル「JRおおいたシティ」に先駆けて開く同イベント。「市民が集い、楽しむ『交通』と『交流』の拠点」として広い歩行空間やイベントスペースを備える。
「再開発の集大成として、少しでも早く皆さまに見てもらいたい」と大分市商工労政課の矢野さん。総工費は約12億円、工事面積は約1万6200平方メートル。整備は都心南北軸整備事業の一環として2012年1月に始まった。
広場の西側には2月18日に再設置された大友宗麟像に加え、新たに「ザビエル像」(高さ約3メートル)」と「南蛮世界地図のモニュメント」(直径11メートル)を設置したほか、テーブルとしてもイベントステージとしても使える「みんなのテーブル」(直径8メートル)、ミスト噴水などを設ける。
矢野さんは「今回のオープンを皮切りに、メーンのJR大分シティのオープンなどで中心地に多くのお客さまが集まることが予想される。各商店街など、街なかを回遊してにぎやかに盛り上がってほしい」と期待を寄せる。「オープンイベントとしてNPOや商店街にもお願いし各地でさまざまな催しを予定している。ぜひ多くのお客さまに参加してもらいたい」とも。
イベントは21日から毎週土曜・日曜に開く。同広場のほか、中央通り線歩道を利用してのイベントやホルトホール周辺、市内各商店街を回遊する「まちなかトレジャーハント」などを予定する。