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大分農業文化公園「ネモフィラ Season3」

湖と空とのブルーパノラマ 大分農業文化公園で「ネモフィラ Season3」

提供:大分農業文化公園 制作:大分経済新聞編集部

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 大分県杵築市の大分農業文化公園(杵築市山香町、TEL 0977-28-7111)の「ネモフィラ畑」が3年目を迎える。今季はフラワーガーデン全面に植えた70万本がダム湖と春空と夢のパノラマを展開。ブルー一色の世界に来園者を迎え入れる。

青のじゅうたんネモフィラ

 ネモフィラはムラサキ科の植物で北米原産の一年草。約20センチまでに伸び、直径約3センチの淡い青色の花を咲かせる。和名は「瑠璃唐草(るりからくさ)」。地面を覆うじゅうたんのように咲かせている国営のひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)が有名。

 大分農業文化公園では、来園者の「一面の花畑に囲まれたい」といった声を受ける形で「10万本の花を咲かせようプロジェクト」を始動させ、議論を重ねながらネモフィラ栽培を開始。2019年3月、約5000平方メートルのフラワーガーデンに50万本のネモフィラ畑を初めて登場させた。ダム湖の水と春空にネモフィラの青が溶け込む美景が特徴。昨年は園内南側にあるハーブガーデンも活用し、全体で80万本までに増やした。

直径約3センチの淡い青色の花を咲かせるネモフィラ

フラワーガーデンを青一色に

 3年目のコンセプトは「青一色のフラワーガーデン」。例年は斜面などに彩りを添える形でビオラを植えていたが、今年は70万本のネモフィラだけでガーデンを埋めることにした。

 昨年11月、開花後の全体図を想定して種まきを開始。ガーデンの4分の3を約20センチ間隔のラインに沿って種をまく「筋まきエリア」、残りを黒いシート(マルチ)に穴を開けてまく「マルチエリア」に分け、場所によって見え方が変わるよう工夫した。

 12月には寒さと霜よけ用の白いシート(不織布)を全面に張り、育成を促進。2月下旬に不織布を外すと3月に入って数輪が開花。シーズン3が始まった。今季の見頃は3月下旬からおよそ1カ月。4月中旬がピークという。

今季の見頃は3月下旬からおよそ1カ月

強風と雑草が「天敵」

 今回の育成では特に強風に苦戦した。地温を上げ、雑草が育たないようにかけたマルチが風で動き、種をまいた穴の部分が大きくずれたという。職員の中西省吾さんらがマルチを動かし、出てきた芽を穴に誘導し、さらには補植するなどして対応。「マルチ部分だけ咲かなかったらという不安もあったが、今年もきれいに咲かせられそう」と中西さん。「来年の種まきに向けての勉強にもなった」と笑顔を見せる。

「来年の種まきに向けての勉強にもなった」と話す中西さん(右)と志水さん

 地道な雑草取りは見栄えを大きく左右する重要な作業。一番の「強敵」は紫色の小さな花を咲かせるホトケノザで、暖かくなると一気に広がるという。「来園者の中には『これがネモフィラですか?もう咲いてるんですね』と勘違いする人も」と同園。

 ネモフィラ担当の志水由佳さんは不織布を張っていた時期も、シートを外して雑草を抜き、再度シートを被せるといった作業を続けてきた。暖かくなるにつれ雑草取りの時間も増えたが「『頑張って』『楽しみにしています』などと声を掛けてもらえると疲れも吹っ飛ぶ」と話す。「たくさんの人に喜んでもらえる花畑にしたい」と汗を拭う。

 志水さんの一押しビュースポットはガーデンに入ってすぐの右手にあるベンチ。「ネモフィラの青が空とダム湖に溶け合うシーンを堪能してほしい」と呼び掛ける。

雑草取りは見栄えを決める重要作業

満を持して「くりーむ大福」登場

 昨年は新型コロナウイルスの影響で外出自粛の傾向が強まり、同園も緊急事態宣言を受けて4月29日から5月10日まで臨時休園した。4、5月の来園数は一昨年の約10万2000人から約3万3000人にまで激減した。「ネモフィラの出来も良かったし、イベントも考えていたので残念だった」と同園。

 昨年、地元企業の「フードスタッフ」(由布市)と共同で開発した「大分ブルーベリーフロマージュくりーむ大福」(9個入り650円)も「ほとんど日の目を見なかった」。

 県産ブルーベリーを使用したあんとチーズクリームを包んだ洋菓子風の大福で、さわやかな味わいを楽しめる。ネモフィラ畑の写真を使ったパッケージも特徴的。公園の新しい土産物として用意したが、販売期間も短かく、大々的な告知もできなかったという。その分、今年にかける思いも強い。「味には自信があるのでぜひ手に取ってほしい。ネモフィラを通して公園の認知度も上がればうれしい」と期待する。

 昨年好評だった「楽四季舎」(杵築市)の「ネモフィラ風まんじゅう」(3個入り・250円)とブルーフラワーソフトクリーム(450円)も園内限定で販売する。「大分ブルーベリーフロマージュくりーむ大福」は園内ほか杵築ふるさと産業館(杵築市)でも取り扱う。販売期間はいずれも5月5日まで。

「大分ブルーベリーフロマージュくりーむ大福」

ネモフィラ摘み体験やおおいた和牛が当たるアンケートも

 このほかシーズン中は参加無料のネモフィラ摘み体験も企画。3月28日、4月4・11・18・25・29日の13時から、密集、密接を避け、時間を空けながら行う。「おおいた和牛」「大分農業文化公園コテージ無料宿泊券」などが当たる来園者アンケートも5月5日まで実施する。

ネモフィラ摘み体験やおおいた和牛が当たるアンケートも実施

 公園の入場および駐車場利用は無料。同園では「当公園は日指ダム湖に由布岳が映る広大な敷地の中で四季を感じながら楽しめる自然公園。自然の美を見ることで沈みがちだった気持ちを癒してほしい。ホッとするひとときを提供できれば」と呼び掛ける。

 開園時間は9時30分~17時。火曜休園(3月27日~5月5日は毎日開園)。

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