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大分で空き店舗を活用した展覧会―古着を素材としたワークショップも

ワークショップ参加者のデッサンを元にオブジェを作る安部泰輔さん

ワークショップ参加者のデッサンを元にオブジェを作る安部泰輔さん

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 新大分ビル1階の空き店舗(大分市中央町1)で現在、大分市出身の美術家安部泰輔さんの参加型展覧会が開かれている。

デッサンを基に制作されたオブジェ

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 店舗を所有する新大分土地(大分市中央町、TEL 097-534-3371)が、空き店舗を活用し借り手と貸し手が協力することにより「この場所で何ができるか、何がふさわしいか。それによって自分たちの街をどう作り替えたいのか」をテーマに探る「アキヤモリプロジェクト」の一環として企画。プロジェクト名は「空き家」と家の守り神といわれる「ヤモリ」を掛けて付けた。昨年11月から「公開ゼミ」や「キッズ撮影スタジオ」、「かがみびらき」などのイベントに活用された。

 現在、開催中の「中央町のアキヤモリ」は、美術家安部泰輔さんによる来場者参加型の展覧会。1日限定10人でワークショップ(1,000円)を開き、来場者の描いた森をイメージした動物のデッサンを基に、安部さんが古着を素材としたぬいぐるみのオブジェを作る。作品はイベント最終日まで展示される。

 「アートは見ることが大事。街中で展覧会を開催することで、絵に興味がない人にも気軽に来場してもらい、まず関心を持ってもらいたい。展覧会に来ることにより、そこからどういう人の流れができるかに関心がある」と安部さん。

 この日、ワークショップに参加した大分市の三宅さんは「ふと目が留まって興味が湧いて来場した。作品を見て、懐かしいようで見たことのない新しいアートだと思い参加した。どんな作品が出来上がるか楽しみ」と話す。

 大分新土地担当の石橋さんは「街中のメーン通りの店舗で何ができるか、何がふさわしいか、ビルオーナーや借り手、消費者が一体となってアイデアを出し合い魅力ある店舗を作り、人が集まる魅力ある街を作りたい。ぜひ、いろいろな声を聞かせてほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~18時。3月22日まで。

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