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別府市の八幡朝見神社参道に「朝見食堂」 年末年始に臨時営業

熱々のおでんなどを提供する「朝見食堂」

熱々のおでんなどを提供する「朝見食堂」

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 別府市の八幡朝見神社(別府市朝見、TEL 0977-23-1408)の参道(朝見本通り)に12月31日から4日間、「朝見食堂」が臨時オープンする。参拝客らにおでんや甘酒などを販売し、来年2月の本開業に向けて弾みをつける。

臨時営業する「朝見食堂」

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 オーナーは、今年3月に素泊まりのゲストハウス「旅まくら」(別府市浜脇)を開業した相良孝幸さん(44)。宿泊者や地域住民の新しい憩いの場として、参道入ってすぐの空き店舗を借りて開設する。店舗面積は約34平方メートル。朝と昼は食堂、夜は「角打ち酒場」として営業する予定。時間によって店長が変わり、それぞれが独立採算制で料理を提供する。1月上旬から改修工事に入り、2月中旬以降のオープンを目指す。

 12月31日から1月3日にかけては「参拝客に温かいものを」と急きょ店を開くことにした。道路に面したフローリングの部屋にカーペットを敷き、座布団とテーブルを用意。千葉県いすみ市から移住してきた平賀ヨウコさん(36)らが、鶏汁、おでんセット(以上300円)、甘酒(200円)、ビール(400円)、コーヒー(200円)などを提供する。おでんは大根、ジャガイモ、卵、糸こんにゃく、ちくわ、厚揚げなど(単品は100円)。相良さんは「雰囲気は学園祭の模擬店のような感じだが、その素朴さと温かさを楽しんでもらえれば」と話す。

 初日は18時ごろに地域住民らが集まり、先行オープンを祝った。朝見地区で「茶房たかさき」を営む高崎富士夫さん(76)は、「地域住民が気軽に『たむろ』できる場所にもなりそう。本格オープンが楽しみ」と期待を寄せた。

 参道は、かつては定期市などで大勢の人でにぎわいを見せていたが、近年は人の姿が目に見えて減っているという。相良さんは「宿を開業するときからずっと地域に貢献したいと考えていた。新しい食堂が参道ににぎわいを取り戻す拠点になれば」と意気込む。

 12月31日から1月1日22時までは無休で営業。1月2日と3日は9時から22時まで。 

 同神社の正月三が日の参拝客は14万人の見込み。1月1日は0時から神事の歳旦祭を実施する。2日は10時から新春奉納太極拳、13時から新春奉納書初めを行う。

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