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大分の居酒屋「味蔵吉野」が44周年 名物「しそ巻き」を44円で恩返し

看板メニューを味わってと話す達男さん

看板メニューを味わってと話す達男さん

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 大分の居酒屋「味蔵吉野」(大分市中央町3、TEL 097-532-5718)が5月28日、44周年を迎えた。

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 大分市吉野地区出身の油布晴義さん(80)が1979(昭和54)年に開業。地元の食材や酒などを提供する地域に根差した店で、次男で2代目の達男さん(49)と共にのれんを守っている。

 「しそ巻き」は晴義さんが創作した天ぷら料理。「企業秘密」だという練り物を大分産の大葉で巻いて油で揚げ、和がらしとしょうゆを添えて提供する。1皿5本で価格は440円。揚げたてのサクサク感、大葉の風味、もっちりした食感が好評で、9割以上の客が注文するという。

 40周年時の「しそ巻き40円還元祭」が好評で、翌年以降も続ける意向だったがコロナ禍で頓挫。苦しい時期は弁当販売などで対応し、常連客の応援を得て乗り切った。客足は今年3月から戻り始め、5月の大型連休は県外客でにぎわい、団体客の予約も入り始めたという。

 今回、44周年を記念して6月の毎週水曜に名物の揚げ物「しそ巻き」を「恩返し価格」の44円で提供する。4年ぶりの企画に「44年を迎えられるのはお客さんのおかげ」と達男さん。「看板の味でようやく恩返しできる」と意気込む。

 「還元祭」は6月7日・14日・21日・28日の4日間。1人1皿まで。営業時間は17時~24時。日曜定休。

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