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大分・日出町発行のガイドブック話題に 「大人」なデザインでまち歩き提案

「おとなの日出町さんぽ」を発行した観光協会の佐藤隆さん

「おとなの日出町さんぽ」を発行した観光協会の佐藤隆さん

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 大分・日出町観光協会(速見郡日出町、TEL 0977-72-4255)が発行したガイド本「おとなの日出町さんぽ」が面白いと話題を集めている。

面白いと話題の「おとなの日出町さんぽ」

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 黒い表紙にシンプルな白の文字を使用し「大人」のイメージを演出、同町の「まち歩き」をテーマに作られた。町内の観光名所や飲食店、物産品などを詳細に紹介している。「町で働いたことのある女性デザイナーを起用し、大人の雰囲気を残しつつ全体的に温かみのある構成に仕上げた」と観光協会事務局長の佐藤隆さんは話す。

 同町のシンボルである日出城址は姫路より入国した初代藩主・木下延俊(のぶとし)により、1601(慶長6)年に築いたといわれている。日出城址周辺は、今もなお日出藩ゆかりの寺社や国指定重要文化財など歴史的建造物が数多く残り観光地として人気を集めている。総人口2万8500人(6月末時点)。近年は、大分市、別府市のベッドタウンとして、人口増加率は中心市街地の大分市を上回る。

 佐藤さんは「ベッドタウン化で恵まれた反面、観光素材を生かした取り組みは県内の他地域よりも少し遅れ気味。観光振興への取り組みに力を入れ、少しずつ受け入れの体制が整ってきている」と自信を見せる。「内容や読みやすさなど評判は良い。日出町は子ども向け施設ハーモニーランドもあるが、本を片手に城下町や歴史に興味のある人や、都会の騒がしさから離れて落ち着いた雰囲気を味わいたい中高年にじっくり散策してもらいたい」とも。

 価格は1冊300円。観光交流施設「二の丸館」で販売している。

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