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由布市で「湯布院映画祭」開幕 市民&邦画ファンら前夜祭の野外上映堪能

前夜祭であいさつする佐藤さん

前夜祭であいさつする佐藤さん

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 日本で最も古いとされる映画祭「第44回湯布院映画祭」が8月22日、由布市湯布院公民館(由布市湯布院町川上)などで始まった。JR由布院駅前の特設会場で開かれた前夜祭では、来場した市民らが無料の野外上映などを楽しんだ。

ダンスで盛り上がる前夜祭

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 地元や大分市のボランティアで作る実行委員会(期間中、TEL 0977-84-4762)の主催。映画館のない街で上質な日本映画を楽しんでもらおうと1976(昭和51)年から毎年、開催している。

 今年は23~25日の日程で特別試写など12本を上映。「特集」では「プロデューサー」の佐藤現さん、森重晃さんに光を当て、佐藤さんの「僕たちは世界を変えることができない。」「百円の恋」(以上23日)、森重さんの「蜜のあわれ」(24日)、「火口のふたり」(25日)など7本を上映する。シンポジウムやパーティーなどで会場入りするゲストは佐藤さん、森重さんのほか、監督の荒井晴彦さん、脚本家の足立紳さん、俳優の柄本佑さん・安藤サクラさん夫妻ら多数。

 前夜祭では駅前広場に特設の大型スクリーンと地面にブルーシートを敷いた客席を用意。19時前からカンガ・ダンススタジオと由布院神楽保存会が踊りや舞いを披露し、会場を盛り上げた。ゲストの佐藤さんが「映画を愛する人たちが作る映画祭に参加できて本当にうれしい」とあいさつした。

 20時からは美空ひばり主演の時代劇「花笠道中」(1962年)を上映。同市湯布院町の70代男性は「いい映画をまとめて見られるので心待ちにしていた。俳優や監督と話すのも楽しみ」と笑顔で話していた。

 23日以降、連日10時から上映開始。当日券は、一般上映=900円、特別試写・特別上映=1,700円、小中学生=500円。シンポジウム参加=300円、ゲストと交流できるパーティー参加は5,000円。

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