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別府市に食&創作楽しむ「バサラハウス」 地域に根差す「育つ公民館」に

大勢の来場者でにぎわうバサラハウス

大勢の来場者でにぎわうバサラハウス

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 別府市の古物件を利用して食や創作を楽しむ「BASARA HOUSE(バサラハウス)」(別府市北浜3、TEL 0977-24-2121・山田別荘内)が6月30日にオープンした。

カフェに並んだ宮川さんの料理

 海門寺温泉にほど近い築約85年という木造3階建て物件。戦前に貸席(貸座敷)用に建てられ、その後はクリーニング店として使われていた。面積は約265平方メートル。1階にイベントスペースとカフェを設け、2階の客室6部屋をクリエイターやアーティストらの制作スペースとする。

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 オーナーは「山田別荘」の女将・山田るみさん(49)。「たべもの建築家」として活動する宮川園さん(30)がカフェを担当。2人の「移住する前に、試しに使える家を」というアイデアに、別府ラクテンチの「湯(ゆ)~園地(えんち)計画」を総合監修した音楽作家の清川進也さん(41)が「育つ家」という案を掛け合わせた。清川さんは「基本改修だけにとどめ、後は『余白』として残しておく。利用者が内装を自由に変えることで新しい空間が誕生する。未完成が続くスペインのサグラダ・ファミリア教会のイメージ」と説明する。

 30日は12時にパーティー形式でオープン。地域住民らが代わる代わる来場し、大にぎわいとなった。宮川さんがタイ風のオリジナル料理を振る舞ったほか、会場ではアート制作をライブで楽しむイベントも並行して行った。絵師でパフォーマーというかおなしまちすさん(30)が桃源郷をテーマに絵を描き、竹工芸職人のこじまちからさん(36)が竹を編んでオブジェを製作した。入り口上部の湾曲した板張りの壁を塗り直す作業もイベント化。左官の江口征一さん(42)がその場で材料を混ぜ合わせ、荒塗りする作業などを披露した。「BASARA-」の看板設置も行われ、書体をデザインした松尾常巳さん(99)らが文字の頭の「B」と最後の「E」を取り付ける作業を見守った。

 今後は実験的にカフェ営業とイベントを中心に「新しい公民館」として展開していく予定。7月中は11日にランチ付き料理教室「のやのひるごはん」(3000円)、14日から22日までパン工房「hibino」の籠づくりとパンを楽しむ「かごぱん」を実施。「かごぱん」の期間中はランチを用意するほか、14日~16日、21日・22日にワークショップを行う。盛りだくさんのイベントに、山田さんは「育つ家とともに人も地域も自分たちも育っていきたい」と意気込む。

 カフェは1日オープン。宮川さんが2種盛りカレーやガパオライス(以上800円)などを提供する。営業時間は11時~18時。火曜・水曜定休。今後変更あり。

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